« 13/03/15 平標山-西ゼン [山スキー] | トップページ | 13/03/22 至仏山(戸倉ゲートより) [山スキー] »

2013年3月24日 (日)

13/03/16 谷川岳-万太郎山-土樽 [山スキー]

スキーで行って電車で帰ってくるワンデイツアー

Img_06_3
昨日見たこの斜面を滑りに。

 

一晩ぐっすりと寝たはずだが、前日の疲れは取れていない。
ストレッチをしながら、行くか行かないか迷ったが、とりあえず谷川岳までは登ってから判断することにして準備開始。

天気は快晴だが、予報は夕方には気圧の谷が通過するため雨になると言っている。そのころには行動終了しているはず。

7:10 谷川岳ロープウェイ乗車。
7:30 天神平スキー場から行動開始。
まずは板を背負って天神尾根へとツボで乗り上げる。今日は長丁場なので、息が上がらないくらいのペースで歩き続けるよう心掛ける。

Img_010
いつものことだが100mの登りのわりにつらく感じる斜面だ。この先スキーを履くのでアイゼンは付けなかったが、スキーで大外を巻くか素直にアイゼンを付けるべきだったろう。

Img_020
スキー場の縁から谷川岳、正面が西黒沢。西黒尾根の南面はもうバキバキに割れている。

Img_025
天神尾根の途中にある岩場。雪がしっかり付いていたので、スキーのまま通過した。軽登山靴のままアイゼン無しで通過しようとしていたお兄ちゃんがいて少しびっくり。

Img_030
晴天の休日だけあって続々と登ってくる。登山者が多く、スキーやボードの人は少ないようだ。途中でシールが滑りだしたのでアイゼンに履き替えて、肩の小屋までひたすら直登。

途中、すごい勢いで登ってくるテレマーカーに抜かされる。声をかけると、まったく同じコースの予定との事、このコンディションなら万太郎山狙いますよね~。

9:30 肩の小屋到着
気温は-5℃、風速は5~10m程度。
体力的には問題無さそうなので、計画通り万太郎山に向うことにする。ペースとしては少し遅れ気味だったのでトマの耳には寄らずに、オジカ沢の頭へ続く尾根に取り付く。

Img_040_2
中央のピークがオジカ沢の頭。ピーク手前の痩せ尾根は、なるべく早い時間に通過しておきたいので休憩無しで先へ進む。この尾根が本日の核心その1。先ほどのテレマーカーの方はパーティーメンバーを待つとの事で、ここでまた先頭に。

Img_050
ヤな感じのリッジを慎重に通過、もちろん落ちたら止まらない斜面。

Img_060
オジカ沢の頭が近づいてきた、左に見えるのが爼嵓(まないたぐら)。
ピーク手前の岩は基部オジカ沢側をトラバースして処理。2年前に来た時は雪着きが良かったので、尾根通しで通過したような気がする。

10:45 オジカ沢の頭到着

Img_070
オジカ沢の頭から滑り込む赤谷川源頭部。沢が左に湾曲する地点まで滑り、右端に見える万太郎山に登り返す予定。

Img_080
後続のパーティーも追いついてきた。非難小屋付近で滑降準備をして谷に飛び込む。

Img_090
赤谷川源頭部は広く気持ちが良い。

Img_100
かっ飛んで来るテレマーカー、上手い。

Img_105
進行方向正面に万太郎山。雪解けが進むと山頂直下の熊笹がうっとおしいが、まだ大丈夫な様子。

Img_110
振り返るとこんな感じ。しばらくは谷のボトムには降りずに左岸をトラバース気味に進んでいく。

Img_120
さらに沢筋を下っていく。ホントにここは日本か?都心から2時間ちょっとで来れる山とは思えない風景が広がっている。

11:30 万太郎山への登り返し地点到着。山頂まで500mの登りが待っている。ここよりテレのパーティーと一緒の行動となった。

Img_130
オジカの頭は遥か彼方。

Img_135_2
ひたすら直登。

Img_140
山頂直下は、シュカブラと熊笹ミックスで難儀する。

13:00 万太郎山山頂到着

Img_150
山頂より仙ノ倉山。仙ノ倉の右には、昨日登った平標のピークが小さく見える。
シッケイ沢には2本のトレースがきれいに引かれていた。帰ってから調べてみると、このトレースのパーティーはシッケイ沢を滑った後、郡大ヒュッテから日白山に登り返して二居へ降りたらしい。なんという猛者たち。

Img_160
山頂直下はシュカブラ。横滑りでかわす。

Img_170
ロケーションは最高。

Img_180
少し高度を落とすと雪が緩んで滑りやすい。今までの登りが報われる瞬間。

Img_190_2
一気に滑る。雪は次第に重くなってきたが、フラットな斜面なのでコントロールしやすかった。1452の三角点から北向きの谷に入り、毛渡沢目掛けてツリーラン。

毛渡沢通り抜けが本日の核心その2のつもりだったが、雪量が多く拍子抜けするぐらいあっさりと仙ノ倉谷との出会いへ。

Img_200
郡大ヒュッテの前には立派な橋ができている。前回は渡渉ポイントを探して右往左往したがこの橋のおかげでずいぶんと楽になった。

14:30郡大ヒュッテ到着。両足とも攣り気味だったので少し休憩してから林道を下る。

Img_210
昨日自分がつけたトレースをたどって行く。
15:00 毛渡橋到着。

ぎりぎりで電車に間に合いそうだったのでスニーカーに履き替えて土樽駅に急ぐ。

テレパーティーとはここでお別れ。彼らは車をこちらにデポして今朝一番の電車で土合に来ていたそうだ。その手があったかって感じ、帰りの電車の時間を気にする必要が無くて合理的だ。

何とか15:21の電車に駆け込んで土合へ。土合駅から外に出ると空はどんよりと曇っていた、天気予報通りに気圧の谷が通過中なのだろう。
下山届けを出して活動終了。

満足の一日だった。休みはもう一日あるがさすがに体が動かない、おとなしく帰路に着くことにする。
本日の行動時間8時間、移動距離18km。

« 13/03/15 平標山-西ゼン [山スキー] | トップページ | 13/03/22 至仏山(戸倉ゲートより) [山スキー] »

スキー」カテゴリの記事

コメント

仕事の合間に覗いてみた。

いいなぁ、たのしんでるなぁ。
雪のあるところに会社変えちゃおうかなぁ。

コメントありがと。
たけうっちゃんは雪の無いところに引っ越しちゃったもんね。
こっちはまだまだ楽しめるよ~
来月は鳥海とかかな。

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 13/03/16 谷川岳-万太郎山-土樽 [山スキー]:

« 13/03/15 平標山-西ゼン [山スキー] | トップページ | 13/03/22 至仏山(戸倉ゲートより) [山スキー] »