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2013年3月20日 (水)

13/03/15 平標山-西ゼン [山スキー]

こんな日も「The Day」って言ってもよいんじゃない?

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3月になりロングツアーへと気持ちが切り替わってきた。先週土日は仕事で出動できなかったのでうずうずしてしまう。天気予報を見ると、金曜日のコンディションよさそうだったので、そそくさと仕事を片付けて休暇を申請。極悪平日ツアーを決行した。
行き先はそろそろ賞味期限が切れてしまうであろう谷川エリアとして、まずは行った事の無い平標~西ゼン、体力が持てば翌日に谷川岳~万太郎山を狙うことにする。

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7:30平標登山口を出発。天候晴れ、ほぼ無風、気温は-5℃ぐらい、これ以上は望めないコンディション。
夜の内に少し雪が降ったようで、2cm程度深雪が乗っている。先行者のトレースを追いヤカイ沢へと向かう。

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ヤカイ沢まで来ると、広範囲で全層雪崩となっている。
西ゼンのコンディションが心配になるが、北面なので大丈夫かな、たぶん。

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14000m付近から、ヤカイ沢と松手山方面を望む。春真っ盛りと言った感じ。
ここからクライマーズライト側の尾根に乗り上げるルートを選択したが、カリンカリンのバーンの上に3cmくらい新雪が乗っていて、登りにくい事この上ない。早々にシールをあきらめて直登に切り替え。先行してたソロの方は、直接山頂に突き上げる尾根に取り付いたようだ。あちらのほうが登りやすそう、失敗したかなとおもいつつ黙々と高度を上げていく。

稜線に乗り上げてしまえば山頂はすぐそこ、スキーに履き替えてスパート。

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10:45山頂到着、登り始めより3時間ちょっとかかっている。
後続の方も到着され少しお話をする。皆さんヤカイ沢に戻るようで、西ゼンは本日僕一人貸切のようだ。

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明日滑る予定の万太郎山西面、山頂直下はガリガリっぽい。

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山頂から西ゼンを望む、オープンバーンの先にU字谷が待ち構えている。正面右に見えるのは巻機山かな。土樽は遠い。
ヤカイ谷に滑り込む皆さんを見送ってから、気合を入れてドロップ。

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本日1本目、山頂直下のオープン。ウインドパックされた新雪を蹴散らして滑る。U字谷への進入経路を少し迷ったが問題無さそうだったのでダイレクトに突っ込む。

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U字谷の底には昨晩降った雪がたまっていて滑りやすい。 気持ちよく下っていくと第二スラブ上部の滝(たぶん)に到着、ここからが本日の核心。

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スキーヤーズレフト側のノール から偵察するが、クラックの有無は上からは確認できなかった。仕方ないのでそのまま滝を巻く形で迂回。

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滝を下から見上げると割れている。岩の基部あたりは滑れたかも知れないが、ソロなので巻いて正解だろう。

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滝の下の斜面は、斜度と雪の緩み具合がちょうど良くて、実に気持ちよくスピードが乗ってくれた、かいしんの一撃。

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第一スラブを抜けると谷は開放的になってくる。この辺りでようやく緊張が解け自然と笑いが出る。風景を楽しみながらのんびり沢筋を下っていく。

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平標沢との出会いの直前で振り返ると正面に西ゼン(写真中央のコルに見える部分)が見えた。

平標沢出会いまでは渡渉箇所も無く楽チン。仙ノ倉谷は一旦右岸側のテラスに乗り上げ平標新道沿いに進み、適当なところで左岸に渡った、スノーブリッジは豊富にある。さすがにこのあたりになると雪が滑らなくなった。

13:00 群大ヒュッテ到着
土樽までの林道にはモービルのトレースがあったが、その上にストップ雪が載っててまったく滑らない。notwax塗り直してもダメ、ひたすら漕ぐことになった。

14:00 毛渡橋到着
平標登山口に戻るには、土樽駅からバス(停留所は駅の下の橋のとこ)か電車で一旦湯沢に出て、湯沢から苗場行きのバスに乗ることになる。バスのほうが便数が多くて便利。

16:30 平標登山口到着、活動終了。

天気、雪のコンディションとも文句のつけようが無い最高の一日だった。もう1,2週早く来ても良かったかもしれない。来年も天気の良い日に今度はシッケイ沢を狙ってみるかな。

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コメント

maloさんはじめまして。
この日、先行していた者です。
直登尾根もクラストしていて、意外と時間かかりました。
maloさんの行かれた尾根が正解だったかもしれません。
私はその後、阿寺、守門と3連荘で北上して行きました。
今週、木金が晴れそうで万太郎でもと思い検索していたらここにたどり着きました。
お時間あるとき、私のブログもお立ち寄りください。
それでは、春のザラメシーズンお互い楽しみましょう。

ようさんこんにちは。
開設したばかりのブログですので検索で引っ掛かるとはびっくりです。
今週は平日出動ですか、土日は何処行っても荒れてそうですからうらやましいです。万太郎山は毛渡沢の渡渉が核心になると思います、お気をつけ下さい。
では。

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